子どもの「食生活の荒れ」は「心の荒れ」にも繋がる!?

子供たちの心と食生活

現代の子供たちを見ると、切れやすくなったとかといわれることがあります。
こうした子供たちは、環境の変化が作りだしたとか、親の教育の問題が取り上げられることがほとんどです。
マスメディアでも、すぐに生い立ちなどを調査し報道してしまったりするため、環境が作りだしたと決めつけてしまうでしょう。
しかし、本当にそれだけが、子供たちの心に影響を与えているのかということを考えなければいけません。

子供たちの心の変化ということでは、背景に栄養という問題があります。
現代の子供たちの食生活は恵まれているといわれるかもしれません。
それでも、子供たちの体は食生活によってつくられていることを忘れてはいけないのです。
心の均衡も食生活と切っても切り離せないものであるのは、必然であることを見逃してはいけません。

ある特定の傾向があること

食生活ということに注目してみると、犯罪をしてしまった子供たちは、かなり共通した傾向を持っていることがわかります。
朝食はほぼ食べず、昼食はカップラーメンやファストフード、炭酸飲料などを好み、夕食も肉で終始するのです。

つまり、野菜をほとんど食べていません。
こうした食生活は、今の子供たちとも共通する部分であり、ジャンクフードとお菓子を好むのです。

もちろん、こうした食事のひとつひとつに問題がるわけではありません。
すべてのバランスの問題が重要になってくるのです。

穏やかな心を作るために

野菜が極端に少ないというだけではなく、カルシウムやビタミンB1の不足が指摘されています。
特にカルシウムに関していえば、骨を作るということだけではなく、精神の安定にも寄与することを忘れてはいけません。
脳神経細胞に対して興奮を抑制させることができるのがカルシウムであり、不足すると不安定になり、感情の起伏が激しくなります。
とても過敏な性格になってしまうのも、このカルシウムが大きな影響を与えていることは間違いありません。

カルシウムは、摂取量の絶対量不足も問題ですが、阻害してしまうリンの摂取量の問題も重要です。
このリンは、今の子供たちが好むハムやソーセージ、スナック麺に大量に添加されており、カルシウムの吸収を阻害してしまいます。

さらに、砂糖の過剰摂取が低血糖をもたらしてしまうのです。
悪循環の流れに乗ってしまい、アドレナリンの過剰分泌や脳神経系に悪影響を及ぼし始めます。
本来必要なビタミンB1も大量に消費することとなり、不安定な精神状態を続けることになって行くのです。

食事のバランスを崩したまま続けていけば、味覚もおかしくなっていき、本来体に負担がかかるような食事も異常だと感じなくなります。
栄養のバランスも崩し始め、野菜などの旨みもわからなくなって、さらに悪循環を作り上げるようになって、体をうまく作れなくなるだけではなく、精神的なバランスも崩すのです。

食生活の荒れは、子供たちの心の荒れにつながります。
穏やかな性格になってもらうためにも、穏やかな心を作る食生活を考える時期に来ているといえるでしょう。