変わりつつある子どもの健康事情

食生活が及ぼす健康の変化と悪循環

子供の健康は、健やかに育ってもらうためにも重要なことでしょう。
幸福な人生を過ごさせるためにも、健康であることが一番です。
しかし、時代が変化していくように、子供の健康ということも変化してきています。

今どきという言葉は、非常に都合のいい表現ですが、以前と比べ怪我をしやすい子供が増えたことは確かでしょう。
怪我の発生率は2倍以上になったともいわれています。
この背景にあるのは、食生活の変化なのです。

昔よりも食は豊かとなりましたが、それだけに選択肢が生まれ、偏りが生まれてきているのが問題でしょう。
ファストフードやインスタント食品があふれ、親も何ら心配せずに与えてしまっているのが現状です。
好きだから食べさせるという安易な考えが、カルシウム不足を招いていることに気がつかなければいけないでしょう。

骨を作るために必要なカルシウムは、直接摂取することが最も重要です。
ファストフードやインスタント食品にはほとんど含まれておらず、子供たちに足りなくなってしまっています。
さらにリンが多く含まれており、カルシウムの吸収を阻害してしまっているのです。
つまり、悪循環の中に子供を置いているため、骨がもろくなり怪我をしやすくなっているのは間違いのない現実だといえるでしょう。

怪我をしやすくなると、運動を控えさせる大人が増えます。
危険だからという理由ですが、運動能力が低下すれば、ふとしたことでも怪我をしやすくなるのは道理でしょう。
歩き方一つをとってもうまく歩けないのです。

怪我をしないように体を作ることを避けているのですから、当然の結果ともいえます。
それを大人が作りだしていることに気がつかなければいけません。

急激な視力低下

健康ということでは、視力の低下ということも問題となってきています。
現在、裸眼視力が1.0を切る子供たちが急増しているのです。
低学年でも視力の低下傾向が見られ、幼稚園あたりから眼鏡をかけなければいけない子供たちが増えています。
これも異常なことだととらえなければいけないことなのです。

子供たちの異変は大人に責任がある

こうした異変が起きていることには、さまざまな原因があり、単一の問題を解決したからといって元に戻るわけではありません。
しかし、子供たちが健やかに成長できるようにするためには、親が努力してあげるしかないのです。

食生活ということだけではありません。
遊ぶ場所や遊び方も教えてあげるべきですし、子供たちが自主性を持つために自由な時間も必要です。
すべてに対して継承がうまくいかなくなっているからこそ、何か大きな偏りが生まれ、子供たちの健康にも変化が出てきているといえるでしょう。

詰め込んだり、将来のビジョンを与えたりするだけが子供たちの幸せではありません。
健康でいられるように導いてあげることは、大人の務めであることを忘れてはいけない世の中となったことを自覚しなければいけないのです。